神のみぞ知るカニの味噌汁

ADHDの僕のみぞ知る世界。

相性。

うまくいってないです。うまくいっていない。

まず、やるべきことを認識できていない、スケジュールを把握できていない。

あと、それに起因して人間関係が良くない感じです。

やるべきことを認識しないと、計画も立てれないし、見えない(見えていない)ものに急に肩を叩かれそうでいつもビクビクしています。さながらお化け屋敷です。これほんと。そんなお化け屋敷の中にいる状態で他の人とうまく関われていないな、と感じます。いつも目の前のことで精一杯で少し先のことになると途端に不明瞭な世界になってしまいます。

そんななか、学校の授業の班活動で僕がリーダーになってしまったんですが、正直マネジメントできていないな、と強く感じます。5人班で一人来ていないので実質4人班なんですが、そのうちの一人と決定的に相性が良くない感じです。

例えるなら彼は野球型、僕はサッカー型といったところでしょうか。

野球って、個人プレーの連続でチームプレーじゃないですか。特に打撃とかを考えるとわかりやすいかなと思うんですが、3番の人が打席に立っていたら他のみんなは応援しかできませんし、三振しそうだから助けようなんて考えはないです。個対個の戦いです。また、野球はその瞬間瞬間で監督からの指示を受け取れます。ボールが一球来るたびに監督が指示を出すことができるんです。それに、役割が明確で原則として変化しません。なんとなく、デジタルな感じがします。良くわかんないですけど笑。そして、とても静的なシステムです。

一方サッカーはどうでしょうか。サッカーは個人プレーはありますが、その連続とは言えません。一つのボールに影響力の大きい小さいはあれど、すべての人が影響し合っています。誰かがボールを奪われそうになったらフォローに行ったり、パスを求めたり、いろいろな助けができます。また、そのすべては個人の判断です。もちろん監督の意向や多少の指示があっても、その瞬間どうするのかを判断、決定するのはプレイヤーです。かつ、プレーは連続していますし、役割も流動的です。ディフェンスが場合によっては最前線で得点を狙うこともあれば、フォワードだって守備をします。そういう意味ではアナログで、動的なシステムだと言えると思います。

これを実際の作業で具体的に示してみるとどうでしょうか。順番は前後しますが、まずサッカーの方からみてみましょう。

まず、役割が流動的です。その瞬間、その状況において何が必要か、どこに人員を割くべきかは瞬間瞬間で変化、変更されます。試合終了間際の守ってる時は11人全員で守ったりするし、攻める時は攻めに多くの人数を割くし、サイドバックはディフェンスなのに前線へかけ上がるようになります。

また、判断を下すのは自分です。監督は過去のことについて指摘はできても、具体的な未来に対しては選手に直接指示を出すことはできません。一人一人がその意向に従って、役割を見つけ、自分自身で判断、決定して行動する。そしてそれを周りの人はサポートする。そういった関係です。監督は試合後選手に「あの時なぜああしたのか」を尋ねます。何を考えてああいったプレーをしたのかを問えます。また、個人プレーもありますが、原則としてチームプレーが根底です。パスのないサッカーはほぼありえないので。もちろんあいつのミスで失点したということはあるかもしれませんが、それはボールを奪われた人も、ディフェンスもキーパーもそれぞれ責任を分配しますし、自分のやるべきことだけやっておけばいい、なんて状態はありえないとも言えます。だって、そこには自分にも責任が原則分配されてしまうので。

 

一方で野球型をみてみると、役割が固定的です。試合中に4番が8番になったりすることは原則ないですし、ショートがファーストになることもないです。試合の開始まえに決まったら基本的には役割の変更はされないです。また、場面場面でくぎられているので、監督の指示がいちいち見え、それに従うだけです。自分で考えることも大切ですが、監督の指示を確実に再現できるかと言うことが重要な評価基準です。それは、「なぜそうしたのか」ではなく「なぜできたのか、できなかったのか」が問題になります。なぜなら「なぜそうしたのか」は監督に従ったから、に決まってますから。また、個人プレーの連続なので、責任は個人に収束しがちです。ショートのエラーがファーストには責任はないように、責任の範囲が固定されていてその範囲外の人がどうであろうとも自身には責任は分配されないと言えます。つまり、ここまでが僕の範囲と決まったのであれば、それだけを黙々と遂行しそれ以外の人のプレーがどうであろうとも自分の貢献をアピールできます。加えて、手助けはあまりされません。だって、バッターボックスにいない人は手の出しようがないので。

 

どちらの考えも一長一短あると思います。サッカー型だと、役割が変わるのでややこしくなることもあるでしょうし、野球型だとその瞬間の最適な行動は取りづらいかな、と思います。

そして、この二つのタイプが一つの班にいた時に、お互いがとてもやりにくくなってしまうのかな、と思います。まさに相性といいますか。サッカー型の人がリーダーだと、システムや役割はその瞬間瞬間でかわりますし、考えはいつも「チームにとって最適かどうか」で判断され、個人の評価や責任は互いに関係し合っていると言えます。一方野球型の人がリーダーだと役割が固定的になってわかりやすくなる一方で臨機応変さがなくなり自己責任論的になってしまいます。

 

この二つを考えると僕は明確にサッカー型ですし、同じ班の彼は完全に野球型の人間です。そういえば野球やってたって言ってたなぁ。僕もサッカーやってたし。

その二人がとても今うまくいっていなくて毎日毎日胃が痛いです。べつに彼の考えはわかるんですけど、ね…。

 

と、いうわけで相性についてすこしかんがえたので、まとめてみました!

どうだったでしょうか。

 

では、またあした?