ADHDと身につけるべき力
ADHDの人と身につけるべき力。
ADHDは障がいというほどですから、デメリットが目立ちます。
デメリットがあるということは、それに対処するべき方法を身につける必要があります。
そこで、今日はこんなことを身につけたら楽になるんじゃないかな、と思ったことを書き連ねていきたいと思います。
目次にすると、こんな感じですかね。
- 助けてもらう力
- 説明する力
- 楽しむ力
- 愛される力
- 工夫する力
まず
助けてもらう力。
これは、本当に大事です。
できないことはできない!をモットーにした時に、
じゃあできないことはどうするか、助けてもらうしかないですよね。
なので助けてもらう力が必要不可欠です。
これは、例えば学校、会社、行政など様々な単位で助けるための人が居てくれます。
障がい者として扱われることに抵抗があるのもわかりますが、
それ以上に助けてもらうこと、あるいは助けが必要であることを認識してもらうことのメリットの方が圧倒的に大きいです。
また、小中高までは助けてもらう力がないうちは、親がその力を貸す必要があると思います。親が担任としっかりと話し合い、メールなど通常よりも綿密な連絡をとり、互いに相談し合うことが大切です。
僕が小中高と親が学校の先生とすごく連絡を取り合っていたことを今になって知りました。
二つ目は
説明する力。
僕たちの見えている世界は普通の人の見えている世界とは違うようです。自分はどのように見えているのか、感じているのか、どうなったらしんどいのか、どうなったらやりやすかったのか、しっかりと説明できる力が必要です。
特に、一つ目にあげた助けてもらう力をフル活用するにはこの力が特に必要です。
説明できるようになるには関連の本をしっかりと読んだり、なぜできなかったのかをその都度考える必要があります。また、できれば例えられるようになればイメージしやすい状態で伝えることができると思います。
例えば、マルチタスクが苦手で・・・という説明ではわかりにくいですが、「4つの番組を同時に一つの画面で見てるような感覚になってしまってどれにも集中できなくなってしまいます。」というとなんとなく共通の感覚を味わうことができる説明になるかな、と思います。
3つ目は
楽しむ力。
ADHDの人は楽しくなったら熱中できる特徴がありますよね。じゃあ、その強みを生かすためには楽しくなったらいいんです。
どうやったらそれを好きになれるかな、どうやったら楽しくできるようになるかな、ということを考えながら取り組むと集中できるようになると思います。
ちなみに、僕は各教科のキャッチコピーを考えていました。
例えば歴史なら、「地理と公民が歴史で繋がる」ってなるとちょっと楽しくなりませんか?
こんな感じで、キャッチコピーを考えながら授業を聞いたり、勉強したりしてたました。もちろん、うまくいったりいかなかったりですが。
4つ目は
愛される力。
愛されたら、ミスが許されやすくなります。
「あいつやからなぁ」とちょっと呆れられつつも見放されずにいることができます。
これは、僕は苦手です。
でも、いつもこういった人を見て、いいなぁすごいなぁと思います。
そして、助けてもらう力などとも関わるのですが、
友達、味方を作る力へと変わっていく気がします。
僕のよく分からない考えを流しつつ、適度な距離で尊敬してくれる人。
できないことを助けてもらいながら、得意なことは頼ってくれる人。
そんな友人、味方を作ることができればとてもいいと思います。
その人を介して、通訳のように僕の意図を汲み取って、
また、周りの意図をそれとなく噛み砕いて伝えてくれる、そんな関係が築けられれば最高だと思います。
僕は、小中高で1人づづ、そう言った人に出会うことができ、幸運でした。
そして最後が
工夫する力。
工夫する力とは、例えば片付けができないのであれば、なぜできないのか、どうすればできるのか、などを工夫する力です。
僕は棚が苦手なので棚のない生活をしています。その分見た目はごちゃついてしまうかもしれませんが、ストレスはないです。
棚をなくしてしまってどうすればいいのかは、工夫する力にかかっています。
カゴを使ったり・・・そんな感じです。
それぞれ自分に一番合った方法を工夫して見つけて見てください。
こんな力があるとADHDライフ、もうちょっと楽しく過ごせるかもというメモでした。
ではでは。