ADHDにとってのタスクの見え方
タイトルがいつもと違って長いですね。
ADHDにとって、タスクの見え方って、どんな感じなのでしょうか。
僕の感覚で、幾つかのパターンを書きます。
- 明確に把握できているパターン→成功
- 見えていないパターン→失敗
- 幾つものチャンネルが同時に見えているパターン→失敗
- 見えているけれど、把握していないパターン→失敗
こんな感じだと思います。
順に説明していこうと思います。
明確に把握できているパターン
これはうまく課題をこなせるパターンです。
興味があったり、他の課題が少なかったり、印象に残っていたりした時にこうなります。
あと、この瞬間に何をするべきかが明確であればこうなりやすいです。
ただ、こうなると焦点が合いすぎて凝りすぎてしまう場合もある気がします。
見えていないパターン
これは、単純に、文字通り見えていません。
課題があることを知らない、わすれている状態です。
言われたら思い出します。
チェックリストなども有効だと思います。
なので、口頭での指示ではわからなくても、一覧を紙に書いて見えるようにするとできやすくなります。
幾つものチャンネルが同時に見えているパターン
これが、僕が今日のブログで伝えたかったことです。
この状態は僕的にはとてもしんどく、しかも結構重要な時ほどおこってしまいます。
どういうことかというと、
テレビをイメージしてください。
テレビの画面が四分割され、4つのチャンネルが同時に放送していると、どうでしょうか。
しんどいと思います。
このテレビのチャンネル一つ一つが課題です。
いろいろある課題の優先順位もわからず、何から手をつけていいのかわからず、
ある課題を始めても他の課題に注意が削がれてしまいます。
何を見たらいいのかわからず、すべてを見ようとして、結果どれも見れなくなってしまう、そんな感覚です。
パニックに近いのかもしれません。
この時はとにかくしんどいので、他の人が近くにいて、今何するべきかを整理、管理してもらう、などの方法が僕としても最も効果的です。
付箋にバーッと書いて、その中の一枚を選んでやる場合もありますが、その選択にそれほど自信がないので、他の課題はやっぱり気になってしまうことが多いです。
それに、焦りが強ければ強いほどこの傾向は強くなるので、頑張るべき時に踏ん張りが利かないような感覚になり、もどかしいです。
見えているけど把握できていないパターン
これは、あることは知っている、けれど、その分量だったり、内容だったり、提出期限だったり、かかる時間だったりが把握しきれていない状態です。
これは、簡単に言うと、タイトルしかないような状態です。
作業に取り掛かるのが遅くなってしまったり、取り掛かってからつまづくことが多くなるので、はかどらなくなってしまいます。
また、見積もりを立てることが苦手なので、どれくらい頑張るべきかがわからなくなってしまったり、最初だけ頑張って力尽きてしまったりします。
特に、口頭での指示などは聞き逃していることが多いので、その手がかりを失ってしまうことも影響していると思います。
この他にも、めんどくさくなってしまったり、集中しきれなくなってしまったり、それ以上にストレスや注意を削ぐものが多い場合、その作業が徹底的に苦手(不向き)な場合、提出日と作業の日の計画がうまく立てれない場合、曜日感覚がないなど提出に関しては障害となるハードルは幾つかあると思います。
ただ、タスクの見え方に関しては、上記の4つに分類できるのじゃないかな、と思います。
おやすみなさい。